2014年10月17日金曜日

生まれ変わっても発達障害に生まれたい

「生まれ変わっても発達障害に生まれたい」
縁有ってお話を聞くことが出来たある発達障害当事者の言葉。

少なからず衝撃を受けた。その方にお会いするまで、障害、診断をネガティブに捉えていた自分がいたからだ。
同じ境遇で、発達障害当事者としての人生を前向きにポジティブに考えている方が居るという存在が何よりも勇気付けられる経験をした。

「障害」という名の通りいくらでもネガティブに捉えられるものであるが、当人の受け止め方、心の持ちようで、障害というものもむしろプラスになってしまう生き方を目の当たりにして、自分の考え方、物事の捉え方が1面的であることに気付かされた。

当事者として、障害枠で糊口を凌がせていただいている身として、また色々な方の支え、ご縁があって、当事者会を運営する立場に付かせて頂いて思うのは、
もうそろそろ個人としても、発達障害の診断を受けてよかった、発達障害に生まれてよかったと言う側に自分がなっているのではないかと考えざるを得ない。

発達障害という診断を通して、当事者の方と出会え、仕事でも多くの方の配慮を頂き、生き甲斐を、居場所を貰えている自分がいる。

障害や困りごとの度合い、深刻度は人それぞれで、ぼくの話など恵まれすぎて参考にならない部分は有るかも知れないが、発達障害の診断を受けたおかげで、サピアや参加いただく方と時間を共有できるのはありがたい話だと改めて感じます。

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